日本気象協会、「震災対策技術展」横浜に出展

 一般財団法人日本気象協会(東京都豊島区、渡邊一洋理事長)は、第29回「震災対策技術展」横浜に出展する。日本気象協会は、気象・防災知識の普及啓発を目的として公益事業を実施している。日本気象協会の各種展示内容が、変化する気候対策への理解向上や、気象災害の被害軽減につながる知識向上のきっかけとなればとしている。
 セミナーでは、「気候変動を見据えた熱中症に関するリスク対策の方向性」について講演を行う(要事前予約)。社会・防災事業部担当部長の本間基寛氏が、熱中症リスクが高まるところや将来の熱中症リスクの増加程度を示しつつ、熱中症を「危機管理」の一環として認識し、社会全体で向き合うための適応策を解説する。また、気候変動を見据えた熱中症リスクのパネル展示も行う。
 展示ブースでは、大雪・吹雪疑似体験学習アトラクション「FUBUKI」(フブキ)に注目。AR(拡張現実)により画面上で吹雪時の視程障害を疑似体験できる大雪・吹雪疑似体験学習アトラクション「FUBUKI」を展示する。
 「降雪による視程障害」「風雪による視程障害」「地吹雪による視程障害」という動画からなり、時々刻々と変化する降雪強度、風速、視程の値を表示し、降雪や吹雪の強弱による視程障害の様子を疑似体験できる。
 また、「tenki.jp 知る防災」プロジェクトの冊子を配布する。天気予報専門メディア「tenki.jp 知る防災」プロジェクトに掲載している情報をもとに制作した冊子を配布する。雷、台風、高潮、大雪などのメカニズムをやさしく記した「知る防災~しくみ編~」と「知る防災~地震編~」の2編を来場者へ配布する。
 「tenki.jp 知る防災」リンクURLは次の通り。
https://tenki.jp/bousai/knowledge/

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。