〝AI Japan〟ウェブサイト公開 新型コロナ対策関連 AIを活用
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)、国立研究開発法人理化学研究所(理研)は、人工知能(AI)の研究開発に関する統合的・統一的な情報発信や、AI研究者間の意見交換の推進などを行うことを目的に、〝人工知能研究開発ネットワーク(AI Japan)〟を、昨年12月に設立した。 同ネットワークにおいては、これまで、AIに係る研究開発などに積極的に取り組む大学・公的研究機関を対象に会員の募集を進めるとともに、ウェブサイトの公開に向けて準備を進めてきたが、このほど、100を超える会員の参加を得るとともに、ウェブサイトを開設し、公開した。 同ウェブサイトでは、AIの研究開発に関する統合的・統一的な情報発信の第一弾として、各会員となる大学・公的研究機関及びその研究者による「新型コロナウイルス感染症対策関連に係るAIを活用した取組」について取りまとめ公開している。 ネットワークの活動の一つとして、ウェブサイトを通し、わが国のAIの研究開発に係る統合的・統一的な情報発信に取り組んでいく。 ◇ ウェブサイトでは、日本のAI研究開発に関する情報の集約化を図り、各会員機関のAI研究開発に係るプレスリリースやイベントなどの最新トピックを紹介するなど、一元的な情報発信を行っている。ウェブサイトURL: https://www.ai-japan.go.jp/ ◇ 新型コロナウイルス感染症対策関連に係るAIを活用した取組では、AIは、治療薬開発、感染シミュレーション、遠隔環境整備など、さまざまな側面で新型コロナウイルス感染症対策に貢献できる技術だ。そこで、同ネットワーク事務局では、会員である100を超える大学・公的研究機関に対して、新型コロナウイルス感染症対策に関連するAIを活用した取組の調査を実施し、その結果、23大学・公的研究機関から69件の登録があったことから、ウェブサイトにて公開している。
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