NEDO等/全固体LIB早期実用化に向け始動
研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、斎藤保理事長)は、全固体リチウムイオン電池(LIB)の早期実用化に向け、「次世代全固体蓄電池材料の評価・基盤技術開発」事業を始動した。同事業は、自動車・蓄電池・材料メーカーなど33法人が組合員として参画する技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(LIBTEC)を代表機関に、大学・公的研究機関16法人が連携・協調して実施するもので、固体電解質間や活性物との界面(固固界面)の物質移動を伴う全固体LIBの性能向上と蓄電池材料開発の加速のため、これまでの技術成果を深化・発展させ、「材料評価基盤技術開発」や「全固体LIB特有の現象・機構解明」、「電極・セル要素技術開発」の開発サイクルを効率よく回すことで、原理現象解明に基づく研究開発基盤の構築を推し進める。NEDOは同事業での成果を展開することで、蓄電池・蓄電池素材産業の競争力強化と、全固体LIB及びその材料の開発を促進したい考えである。(全文は6月21日付け5面に掲載)
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