日本サイプレス:IoTビジネスのアンケート調査実施

 日本サイプレスは、企業におけるIoTビジネスの実態を把握するため、IoTビジネスの段階、使用するワイヤレス技術、クラウドサービス、IoT向けセンサー及びゲートウェイ製品の課題、IoTサービスの課題について、国内の様々な業界の企業を対象にインターネット調査を実施した。本調査の概要及び調査結果の詳細は次の通り。調査期間は2017年6月23日~6月25日で、有効回答者数500名にインターネットによるアンケート調査を行った。調査対象は、一般企業(公務員、農林漁業、弁護士など専門職以外)で、IoTを活用している、または活用を検討している21歳~69歳の経営者及び勤務者。調査の結果、「IoTビジネスの段階」に関する質問では、11%程度が「既に製品・サービスをリリース、運営、または導入済」、15.6%程度が「製品・サービスを開発中」と回答した。一方、64.6%が「IoTについて調査中、企画中、またはビジネス開拓中」の段階にあり、多くの調査対象者の企業では、IoTビジネスにおいて初期段階にあることが分かった。「IoTで使用したい無線技術」に関する質問では、「Wi―Fi」と回答した調査対象者が6 割以上となる一方、その他の無線規格が10~ 20%程度に留まった。「IoTで使用するCloudサービス」に関する質問では、AWS、Azure、Bluemix等の「パブリッククラウドサービスを利用する」と回答した調査対象者が5割以上となる一方、35.8%の対象者がIoTビジネスにおいて自社インフラ環境を利用すると回答した。「IoT製品(センサー、ゲートウェイなど)への課題」に関する質問では、32.8%が「製品自身の企画」、32.2%が「セキュリティ」、22%が無線テクノロジー (HW)、21.4%がコストと回答。「IoTサービスの課題」に関する質問では、「アプリケーションの企画、開発(32.2%)」、システム全体のコーディネート(32.4%)」を抑えて、4割以上が「セキュリティ」と回答した。