凸版印刷など、電波のシミュレーター有効性を検証
凸版印刷(東京都文京区、麿秀晴社長)は、太陽計測(東京都大田区、弘田朗社長)と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、徳田英幸理事長)と連携して、「同一エリアに多数の基地局・端末が存在する環境における、ローカル5Gの安定運用と高速通信の実用化」に関する実証実験を行った。本実証では、ローカル5G通信環境を整えた隣接する2つの実験室にて、壁面にシート状の電波環境改善部材(シート状の電波環境改善部材、ローカル5G電波〈SUB6帯(4・6~4・9GHz)、28GHz帯(28・2GHz~29・1GHz〉)を反射、もしくは吸収するシート状部材)を施工し、ローカル5G基地局や電波環境改善部材の配置をシミュレーションにより最適化。実際に、データを高速で送受信することができた。本実証から、電波干渉の低減と電波シミュレーターの有効性を確認した。凸版印刷は今後も、太陽計測とNICTと連携して、同一エリアに多数の基地局・端末が存在する環境における、ローカル5Gの安定運用と高速通信の実用化に向けた取り組みを推進する。(全文は6月14日付け1面に掲載)
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