戦略4領域の研究成果を展示
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、10月16日~20日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「CEATEC2023(シーテック2023)」に出展した。サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させるSociety(ソサエティ)5・0の実現に必要不可欠な、Beyond5G、AI、量子情報通信、サイバーセキュリティの戦略4領域を中心に、異業種・異分野のアイデアを組み合わせたオープンイノベーションの取り組みについて紹介した。
「Beyond5Gが実現する新しい社会のかたち―産業の垣根を超えるための技術の活用―」と題して、Beyond5G/6Gが実現された2030年ごろの生活の様子を、VR空間で表現した。
体験では、人、エネルギー、環境に配慮した技術の発展と新たな価値を生み出す仕組みの裏側を見るために、水産物のサプライチェーンに焦点を当てて4つのストーリーを展開。異なる産業間や様々な人々を連携させる「オーケストレータ」と呼ばれる機能の働きにより新たな付加価値が生み出され、新サービスが創出されるとともにエネルギー消費の削減など社会的課題の解決につなげていく様子を、VRでフィジカル空間やサイバー空間をめぐって体験できる。
(全文は10月25日号に掲載)