KDDI、メタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU」&バーチャル渋谷
KDDIは、10月24日に渋谷キャスト(東京都渋谷区)の屋内イベントスペース「SPACE」で、「αUサービス説明会」を開いた。3月に開始したメタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU」(アルファユー)のアップデート内容について説明した。合わせてKDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会によるハロウィーンイベント「バーチャルハロウィーン2023」について説明した。ゲスト登壇者として、東京都渋谷区の長谷部健区長が登壇した。さらに別会場でタッチ&トライコーナーも設けた。
ゲストとして挨拶した長谷部渋谷区長は「4回目を迎える『バーチャル渋谷』のハロウィーンイベントの開催に心から敬意を表します。渋谷区としては『渋谷の街はハロウィーンのパーティー会場ではない』というメッセージを発信させていただいています。10数年前からこの街でハロウィーンが始まって、仮装する若者が集まってそれを見る人がどんどん増えてくるという状況でした。2015年、16年頃には渋谷センター街が人ごみでひしめくほどになって、そこを警察の方で判断していただいて危ないということで『109』の前の車道を開放しました。危ないことへの対処方法でいろいろ行ってきましたが、当然、その頃もゴミの問題やトイレ、着替え場所の問題と各地域の商店街からも迷惑になっていると言ってきていました。渋谷区としてそういう場所も用意してきましたが、仮装していない人がお酒を飲んで暴れる状況が目につくようになってきました。その後、新型コロナ感染症の拡大で人が集まってこなくなりました。しかし、なんとかして渋谷区としてこのエネルギーをうまく活用できないか、解決策がないかというとき、コロナが流行する2020年、KDDIから『バーチャル渋谷』の提案があって、実現につながりました。渋谷はハロウィーン会場ではないので、街でハロウィーンを楽しむ状況ではありません。『バーチャル渋谷』で楽しんでいただき、こういった新しいカルチャーが生まれてくることは渋谷にとってうれしいことです。ぜひ、一緒になってバーチャルハロウィーンを盛り上げていきたいと思います。ハロウィーン期間当日は、街でパーティーをせずに、バーチャルを楽しんでください」と述べた。
(全文は10月27日付2面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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