東芝エネルギーシステムズ、ドローンで風車ブレード点検完全自動化へ
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が助成するグリーンイノベーション基金事業「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトの一環で、東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)は、洋上風力設備の運転・保守の高度化事業を進めている。このほど、四国風力発電の僧都(そうず)ウィンドシステム(愛媛県南宇和郡愛南町)で実証試験を実施し、ドローンによる15MW級風車の翼(ブレード)の完全自動点検に必要な技術評価を完了した。その結果、点検用ドローンが飛行しながら、風車の位置や向き、ブレードの停止位置を自ら検出し、併せて波や風で揺れる風車ブレードを自動追従し、画像を撮影する完全自動点検のめどがたった。2024年2月までに完全自動点検完了を目指す。
(全文は12月6日付け2面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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