つくば市など 乗合タクシー活用しAIオンデマンドシステムの実証

茨城県つくば市とつくばスマートシティ協議会、Community Mobility(東京都目黒区、村瀨茂高社長)は、12月1日(金)から2024年2月29日(木)までの3ヵ月間、つくば市乗合タクシー「つくタク」の一部の車両で、AIオンデマンドシステムを活用した実証実験を実施している。同実験は、つくば市が掲げる「つくばスーパーサイエンスシティ構想」を具現化するために実施しているもの。
現在、同市で提供している「つくタク」は、事前に利用したい時間帯を予約し、自宅(事前に追加登録申請が必要)または最寄りの乗降場所から目的地近くの乗降場所まで利用できる乗合タクシー。1時間に1運行しており、乗車日の5営業日前から当日の30分前までに電話で予約をすることで利用することができる。
同実験を実施する茎崎地区は、市内でも65歳以上の高齢者が多く、高齢者のみの世帯の割合が高い地域の1つであり、通院や買い物などの移動に課題抱えている。

(全文は12月8日付2面に掲載)

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。