Inter BEE 2023 富士フイルム

富士フイルムは、9月に開発発表したDuvoシリーズの第二弾「HZK24―300mm」を参考展示した。シネマライクな映像表現と放送用レンズの操作性を両立した「Duvoシリーズ」に待望のポータブルレンズをラインアップした。
ポータブルタイプの「FUJINON HZK24―300mm」は、2つの大型センサーに対応するデュアルフォーマット方式を採用したレンズ。浅い被写界深度によるボケ味を生かしたシネマライクな映像表現を実現する。小型・軽量なポータブルタイプで、スポーツ中継やライブ・コンサート中継などで高い機動性を発揮する。なお、発売は2024年春を予定している。
「FUJINON HZK24―300mm」は、撮影現場で頻繫に使用される焦点距離24―300mmをカバーする12・5倍ズームと全長270・5mm・重さ2・95kgの小型・軽量を両立。スポーツ中継やライブ・コンサート中継など現場で高い機動性を発揮する。また、ズームデマンドやフォーカスデマンドの利用や豊富なアクセサリーへの対応により、放送用レンズと同じ撮影スタイルで操作することが可能だ。肩担ぎはもちろん、ステディカム(手持ち撮影時に生じるブレを抑え、安定した映像を撮影するための機材)を利用した手持ち撮影やクレーンを使用したハイアングルの撮影を行うことができる。

写真は HZK24―300mm

(全文は12月13日付4面に掲載)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。