2023国際ロボット展 ザクティ
(一社)日本ロボット工業会と日刊工業新聞社は、11月29日(水)~12月2日(土)、東京ビッグサイト(東京都江東区)で 『ロボティクスがもたらす持続可能な社会』 をテーマに 、「2023国際ロボット展(iREX2023」を開催した。同展は、2年に一度開催する世界最大規模のロボット専門展として、今回で25回目となった。出展規模は、654社・団体、3508小間(前回 615社・団体 3227小間)となり過去最大での開催となった。
ザクティ(大阪市、喜久川政樹代表取締役)は、ACSL(東京江戸川区、鷲谷聡之代表取締役CEO)、REACT(宇都宮市、中村克代表取締役社長)とともに「2023国際ロボット展」農林水産省ブースに出展した。ザクティは、ACSLの国産ドローン「SOTEN」(蒼天)の前部に取り付けられるジンバルカメラ「CX―GBシリーズ」を展示紹介した。「CX―GBシリーズ」は、20M高解像度、可視+IRコンポ、マルチスペクトル、光学ズームなど、用途に応じて使い分けできるメカジンバル一体型高性能カメラの製品群。利用者が望む最適な撮影を実現する。多種多様な機器への取付に対応した設計となっている。カスタマイズのニーズにも応える。いずれも『3軸 メカジンバル』で、飛行時の映像揺れを解消、撮影方向の遠隔制御を実現する。
高解像度ジンバルカメラ「CX―GB100」は、大口径レンズと独自信号処理により、測量・点検に適した高解像度撮影が可能だ。特長は▽高解像度撮影(20M静止画)=高度50mより地上対象物を1・2cm/pixelの解像度で撮影▽大口径レンズ・1インチセンサー搭載=独自信号処理プロセッサで低ノイズな高精細化を実現―など。
可視+IRジンバルカメラ「CX―GB200」は、遠赤外画像撮影により、生物や火災などの熱エネルギーの可視化を実現する。特長は▽熱エネルギー可視化=赤外線エネルギーをデジタル処理温度状態を可視化▽可視・赤外重畳表示=可視センサと遠赤センサ映像を組み合わせた重畳/PinP表示に対応―など。
マルチスペクトルジンバルカメラ「CX―GB300」は、近赤外画像撮影により、NDVI測定などの植生状況の可視化を実現する。特長は▽三波長・マルチスペクトル記録=NDVI(正規化植生指標)を計測・表示用途に合わせて様々なフィルタを取り付け可能▽NDVIライブビュー表示=リアルタイムでNDVI画像を確認が可能―など。
写真は ドローン「蒼天」に>ザクティのジンバルカメラを取り付けたもの
(全文は12月13日付2面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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