建設DX展レポート ザクティ

建築・建設・不動産業界の課題を解決する最新の製品が一堂に出展する日本最大級の専門展示会「第8回 JAPAN BUILD TOKYO ―建築の先端技術展―」が12月13日(水)~15日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。主催はRX Japan。建材、住宅設備、ビル管理・運用システム、リノベーション技術、AI・IoT関連技術、不動産テック、建設DX、建物の脱炭素化などが世界中から出展した。
同展示会は「建設DX展」「【高性能】建材・住設 EXPO」「スマートハウス EXPO」「施設リノベーション EXPO」「商業施設・店舗DX展」「不動産テック EXPO」「スマートビルディング EXPO」「建物の脱炭素 EXPO」の8つの展示会で構成されている。
「建設DX展」はBIM、CIM、CAD、ICT建機、次世代足場、現場管理、工程管理システム、測量機器、業務効率化システム、建設ロボットなど、建設業のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術が出展した。ゼネコン・サブコン・建設会社などが製品・技術の導入を目的に来場する建設DXの専門展示会となった。

ザクティは、遠隔臨場・遠隔立会にすぐに活用できる遠隔支援ソリューションとして、新サービス「Xacti LIVE」や、驚くほどブレないウェアラブルカメラ「CX―WEシリーズ」、建設現場の安全対策に最適な建設DXソリューションとして、重機取付型セーフティカメラシステム「ドボレコ」シリーズなどを展示紹介した。
ザクティの「Xacti LIVE (CX―WL100)」 がこのほど、Wi―Fi接続に対応した。要望が多かった「CX―WL100」とスマートフォンとのワイヤレス(無線)接続だ。今回、Wi―Fi対応によって実現され、「CX―WL100」とスマホ間の配線の取り回しのわずらわしさが解消された。Wi―Fiドングルを「CX―WL100」の本体ユニットに挿入し、ザクティのスマホアプリ「XactiViewer」または「XactiViewerPro」にて、ワイヤレス接続用の設定を行うだけで使用できる。なお、近日公開予定の最新ファームウェアのインストールが必要。「CX―WL100」への給電のため、本体ユニットとモバイルバッテリーの接続は、現在と同様に必要となる。
業務用ウェアラブルカメラ「CX―WEシリーズ」は〝驚くほどブレない!〟ザクティ独自の強力揺れ補正機能「エクスタビライザ」(大きく複雑な映像揺れを電子的に補正して出力するザクティ独自の画像処理技術の名称)を搭載。業務用途に適した高耐久・小型軽量のハード設計。防塵防水IP65、マイナス5度C~マイナス50度C環境下での使用が可能。業界で初めてNETIS(民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されている)登録されたウェアラブルカメラ。CX―WE100はヘルメットなどに装着するタイプ。CX―WE300は作業服などの胸部に装着するタイプ。

写真は 「Xacti LIVE (CX―WL100)」 がWi―Fi接続に対応

(全文は12月20日付け4面に掲載)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。