建設DX展レポート 古野電気

古野電気は、「脱アナログ!建設DXを支えるワイヤレステック」をテーマに、様々な建設現場にあわせてWi―Fi環境を構築できる「ゼンゲンバLANシリーズ(Wi―Fi6モデル)」の参考展示をはじめ、「Bluetooth(BLE)」対応センサーと同社独自のIoTゲートウェイを用いて、現場作業員の位置やバイタルデータをリモートモニタリングできるシステム「高精度屋内測位×BLEゲートウェイ リモートモニタリングシステム」を展示した。また、PicoCELAの「メッシュWi―Fiソリューション PCWL―0500シリーズ」と「PicoMESH」、日建リース工業の「小型ネットワークカメラ 見リオン’Sシリーズ」も展示した。
出展製品は次の通り。
▽ゼンゲンバLANシリーズ▽建設現場向けWi―Fiシステム ウェーブガイドLAN (Wi―Fi6モデル) [参考展示]▽地下現場向けWi―Fiシステム ジョインフルLAN (Wi―Fi6モデル) [参考展示]▽土木現場向けWi―Fiシステム ホップワイドLAN (Wi―Fi6モデル) [参考展示]▽高精度屋内測位×BLEゲートウェイ リモートモニタリングシステム▽ICT機器・技術開発のお困りごとを解決!(受託開発・技術コンサル・研究支援)▽メッシュWi―Fiソリューション PCWL―0500シリーズ、PicoMESH (PicoCELA)▽小型ネットワークカメラ 見リオン’Sシリーズ (日建リース工業)。
「ウェーブガイドLAN」は、高層ビルなどで単管パイプを活用した建設現場向けWi―Fiシステム。単管パイプを活用してビル高層階や地下にWi―Fi環境をすぐに構築できる。単管パイプに同社独自に開発したアンテナユニット(WGアンテナ)を繋ぎ、単管クランプなどで固定して設置するだけで、簡単にWi―Fi環境を構築することができる。各階にLANケーブルの配線や機器・電源が不要なため、設置工事が大幅に簡素化でき、導入コストが抑えられる。。フロア内の通信エリアを拡大したい場合は、専用のアクセスポイント(APボックス)を追加するだけでWi―Fi環境が広げられ、携帯電話が繋がりにくい高層階や地下でも、快適に通信することができる。

写真は 古野電気ブース

(全文12月20日付け4面に掲載)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。