建設DX展レポート シーティーエス

シーティーエス(CTS、長野県上田市、横島泰蔵代表取締役)は、現場の生産性向上・課題解決につながる商品・サービスを出展した。▽建設業向けクラウドストレージ『Fileforce for Construction』▽CTSの映像ソリューション「Digital Eye クラウドサービス」▽モバ電クラウドPBX▽大型液晶タッチディスプレイ「MAXHUB」を展示紹介した。
同社は、様々なデバイスやクラウドサービスを連携させることで、新しい付加価値や機能を生み出す新サービス「D.E.IoT SmartHab」を2024年1月に発売。展示会でいち早く紹介した。同サービスは、センサーや周辺機器とカメラをつなぎ、取得したデータの結果に基づいてカメラを制御したり、フラッシュサイレンを鳴動させたり、センサーの情報をカメラの映像にオーバーレイ表示させるなど、様々な機器を連携させることができる、新しい付加価値や機能を生み出すクラウドサービス。他社のクラウドサービスとも連携可能だ。
「D.E.IoT SmartHab」は、現場で検知した情報を事務所で確認できる。『AIカメラ・ストロボサイレン連携』機能で、AIカメラが車両の出入り、人の侵入を検知し、ストロボサイレンで知らせる。『温湿度計情報を映像にオーバーレイ表示』する機能では、現地に設置したセンサーの情報を、オーバーレイグラフィックでリアルタイム表示する。
システム構成は中核の「D.E.IoT SmartHab」がデータの可視化BIツール・蓄積、出力デバイスとの接続・制御を行う(特に遠隔地デバイスへの出力)、カメラ映像へのオーバーレイ表示を行う。入力機器はAIカメラ、センサーなど。出力機器はストロボサイレンなど。
今後は、交通センサス(車両カウント・人数カウント)やLoRaWAN IoTデバイスとの連携、複数センサー同士の連携等、機能拡張を実施し、取得したデータを統合的に管理し、新しい付加価値情報を提供するサービスへと深化させる考え。

写真ハ シーティーエスのブース

(全文は12月20日付け4面に掲載)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。