KDDIなど、GFRP製で4割軽量化の基地局アンテナ支持柱を導入
KDDIとKDDIエンジニアリングは、コスモシステム(本店:宮城県名取市、秋田谷米男代表取締役社長)と共同で開発した、従来の鋼製支持柱と比較し重量を約4割削減したガラス繊維強化プラスチック(GFRP)の携帯電話基地局のアンテナ支持柱を2024年1月から本格導入したと発表した。GFRP製同支持柱により、基地局の建設期間を短縮でき5Gエリアの早期展開に貢献するほか、さびによる劣化を回避しメンテナンス性が向上する。
なお、フィラメントワインディング法(ガラス繊維のロービング〈祖糸〉を1~数十本引き揃え、樹脂を含浸させながら回転する金型〈マンドレル〉に所定の厚さまでテンションをかけて所定の角度で巻き付け、硬化後脱型する成形法)で製作された管を用い、ボルトを除くすべてのパーツにGFRPを使用した支持柱は国内初となった。
写真は 支持柱を搬入する様子
(全文は2月2日付け2面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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