IoT機器狙う攻撃傾向顕著
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、徳田英幸理事長)サイバーセキュリティネクサスは、サイバー攻撃関連通信等を分析するNICTER観測レポート2023を公開した。NICTERプロジェクトの大規模サイバー攻撃観測網で2023年に観測されたサイバー攻撃関連通信は、2022年から18%増加し、また、調査目的と思われるスキャンパケットが占める割合が更に増加して全体の63.8%に達した。個別の観測事象としては、2022年に引き続きDVR製品へのMiraiの感染が活発に観測されたほか、LTEルータへの感染が目立った。DRDoS攻撃の観測では、絨毯爆撃型DRDoS攻撃の頻発やIoT機器のサービスを悪用した攻撃が見られたという。
(全文は2月21日付紙面に掲載)
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