NEC、生産性向上に貢献するロボットAI技術を開発

NECは、整理されず不規則に配置された物品に対し、精密なハンドリング作業が可能なロボットAI技術を開発したと発表した。この技術により、物品や障害物に隠れている領域やロボットの動作結果を予測することで、従来は人手で行っていたハンドリング作業をロボットで代替することが可能となり、生産性の向上や働き方改革に貢献する。
近年、人手不足を背景に、物流倉庫や工場などではロボットや大規模設備の導入による自動化のニーズが高まっている。しかし既存のロボット技術では、物品や障害物が不規則に配置された環境を正しく認識することが難しく、ロボットが作業しやすいように環境を整える必要がある。このためロボットの導入は、環境を整えやすい単純な定型作業などに限定されている。

 

(全文は2月26日付け2面に掲載)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。