ビット・パーク「震災対策技術展」横浜に出展 

ビット・パーク(東京都目黒区、野口修代表取締役)は、第28回「震災対策技術展」横浜に出展し、避難所や防災庫の鍵を保管するボックスを、緊急時にパソコンやスパートフォンからリモート解錠できる「ココBOX」の新タイプでさらに機能アップした「ココBOX Ⅱ」をメインに展示紹介した。また、平時でも災害時にも有効な見守り機能が付いたGPS搭載「あんしんココバッグ」など同社の防災DXソリューションを出展した。
同社は、2019年に避難所用遠隔鍵収容箱「ココBOX」を制作した。さらに、改良を加えながら進化したのがリモート解錠ボックスだ「ココBOX Ⅱ」。避難施設など鍵を収容しており、遠隔でどこからでも解錠できる。災害発生時、避難所、防災倉庫などの〝鍵〟を「ココBOX Ⅱ」に保管することで、これまでの担当者の人的負担に依存した、鍵管理を改革する。大事な鍵以外に災害用トランシーバー、懐中電灯など収容可能だ。

PC・スマートフォンから遠隔解錠可能。防災対策の一環として、住民一体の防災組織編成に寄与する。いつ、誰が開けたかも確認可能。避難所運営の負担を減らし、新しい災害対策構築の〝Key〟になる。
各種避難所などの入口付近に避難所の鍵などが入った「ココBOX Ⅱ」を設置。停電監視(停電時は、電池駆動により6時間動作)、常時監視(端末と管理センター間)している。IoTを活用し「ここココデータセンター」と自治体の管理センターがつながって、位置情報と解錠情報を自動的に表示。複数の設置ポイントも一元管理している。ここで解錠確認を行う。PCやスマホ、タブレットでは「ココBOX Ⅱ」の各種情報をいつでも簡単に見ることができる。同管理センターと鍵管理者側のPCやスマホ、タブレットとの間で解錠情報の連動が行える。

写真は 「ココBOX Ⅱ」

(全文は3月4日付け4面に掲載)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。