NTTe-Sports高等学院を千葉市に開校

 NTTe-Sportsは、eスポーツを通して、社会で活躍できる力を育む通信制サポート校「NTTe-Sports高等学院」を2025年4月に千葉県千葉市に開校する。校舎完成時期は2025年1月頃を予定しており、これに伴い、千葉校第一期生(2025年4月時点で新高校1年生が対象)50名を募集している。
 同社はこれまで、全国の高校に対し、eスポーツ部活動の立ち上げ支援やeスポーツのスキルアップおよびデジタル人材育成カリキュラムの提供、NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権をはじめとしたeスポーツイベントの開催など、「地域の未来を担う人材づくり」に焦点を当てた事業を推進してきた。
 eスポーツをきっかけに学生たちが1つになる姿や、デジタルスキルを楽しく吸収している光景から、教育分野におけるeスポーツの可能性や価値を再認識し、これまでの支援からより踏み込んだ教育事業として、eスポーツカリキュラムとeスポーツから広がるデジタルスキルが学べる通信制サポート校を開校する。
 同社によると、NTTe-Sports高等学院での全ての学校活動は、eスポーツに夢中になってもらうことから始まる。その夢中から派生した興味・関心を未来へつなげるため、生徒が「通いやすい」「通いたくなる」環境づくりとして千葉駅徒歩5分のネクストサイト千葉ビル内に校舎を構え、進路につながるカリキュラム設計や進学・就職への支援を全力で行うとしている。
 NTTe-Sports高等学院の開校にあたって、学校法人中央国際学園中央国際高等学校を設置・運営している株式会社ディー・エヌ・ケー(DNK)と連携を行うことで、高卒資格取得や勉学を徹底サポートし、きめ細やかな教育活動の実現を目指す。
 DNKは1978年に通信制サポート校である中央高等学院を創立して以来45年以上の歴史があり、これまでに延べ1万8千人以上の卒業生を輩出し、高い卒業率(99%の生徒が3年間で卒業)、高い進学実績(70%以上の生徒が大学等へ進学)を強調している。
 現在のeスポーツはPCでプレイすることが主流となっているため、eスポーツプレイヤーはPC知識やICT技術に対する抵抗感が少なく、デジタルスキルを学ぶ素養がある。同学院ではこの特徴に着目し、eスポーツを通して段階的にデジタルスキルが身に付くプログラムを提供することで、eスポーツスキルとデジタルスキルの両面を学ぶことができる。
(全文は8月19日付紙面に掲載)

この記事を書いた記者

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。