電波・情報通信関連の新聞 The Dempa Times

NECは「進化するメディアがここにある」をコンセプトに、最新ソリューションの展示・デモンストレーションなどを通して未来の放送局の姿とNECの果たす役割について紹介した。
「AIリアルタイム字幕ソリューション」では、NECのAIエンジンを利用した放送字幕送出用音声認識システムを展示した。AIリアルタイム字幕システム『AI音声認識サーバ』などは、最新のディープラーニング技術により、ニュースなどの一方的な発話だけでなく、会議など自由会話や、騒音環境においても高い認識精度を実現する。話者識別、フィラー除去などテキスト解析への連携を可能にする関連機能を搭載した。顧客データの再学習による精度向上のほか、ユーザー自身での単語登録機能等を提供する。
リアルタイム字幕作成支援ツール、素材メタ自動生成などの音声認識ソリューションの活用により、人件費削減や業務改善を実現する。既存システムに同社の高性能な音声認識エンジン＆テキスト分析基盤を組み込むことが可能だ。音声認識精度が低く、音声データをうまく活用できないなどで困っているユーザーに最適だ。

写真は　NECブース

（全文は12月8日付5面に掲載）

この記事を書いた記者

田畑広実

元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。

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