シンクレイヤ、無線LANルータ搭載10Gbps光回線端末、2機種同時発売開始
ケーブルテレビをはじめとする放送・通信に携わる事業者のソリューションプロバイダであるシンクレイヤ(名古屋市、山口正裕代表取締役社長)は、 国内で普及が進む10Gbpsの光インターネットサービスに幅広く対応するため、自社開発の光回線端末に、無線LANルータ搭載モデルの「SXEP200W」と「SGP400W」の2機種を拡充し、 4月1日より発売した。
同社は、米国電気電子学会(IEEE)にて規格化されているEPON系の製品と、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU―Tにて規格化されているGPON系の製品、その どちらをも提供できる数少ない国内ベンダーで、通信事業者のサービスメニューに合わせて柔軟に対応することが可能だ。
今回新たに発売する製品でも、10G―EPON(IEEE)規格に準拠した「SXEP200W」と、「XGS―PON(ITU―T)規格に準拠した「SGP400W」を同時にラインアップした。
光ネットワーク機器は、信頼性の観点から国内メーカー開発製品を求める声も多いため、同社は自社開発製品を市場投入している。両モデルの初年度販売目標を 5000台に設定し、さらなるシェア拡大に向けて努めるとしている。
特長は次の通り。
「SXEP200W」は、新たに無線LANルータ機能を搭載した10G―EPON規格に適応するモデルで、アップストリーム/ダウンストリームとも10Gbpsで通信することができる。
「SGP400W」は、新たに無線LANルータ機能を搭載したXGS―PON規格に適応するモデルで、アップストリーム/ダウンストリームとも10Gbpsで通信することができる。
写真は 「SGP400W」
(4月5日付け2面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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