CEATEC開幕 三菱電機 協働ロボットでニューノーマル社会に貢献

三菱電機は、「CEATEC 2022」に「技術で描く、笑顔あふれる近未来社会~サステナビリティの実現に向けて~」をテーマに出展している。同社は、サステナビリティの実現を経営の根幹に据え、「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「安心・安全」「インクルージョン」「ウェルビーイング」の 5つの課題領域に注力して事業を通じた社会課題解決に取り組んでいる。本展示では、コロナ対策ならびにこれらの課題領域における社会課題解決に向けた同社の取り組みを、最先端技術・統合ソリューションによるデモや展示、映像にて紹介している。 主な出展内容は次の通り。 ◇コロナ対策=協働ロボットでニューノーマル社会に貢献する。▽アルコール噴射・検温サポートロボット:あらゆる作業が可能な協働ロボット。今回のデモではアルコール噴射と検温サポート及びマスクの提供を行う。 ◇カーボンニュートラル=ソリューションで脱炭素社会の実現に貢献する。▽ZEBソリューション:省エネ、再生可能エネルギーの有効活用やクラウドサービスでのZEB運用を支援するソリューション▽マルチリージョン EMS(Energy management system、エネルギー管理システム):複数拠点間での再エネ由来電力融通等の最適化で企業の脱炭素化に向けた目標達成を支援するシステム。 ◇サーキュラーエコノミー=技術で循環型社会の実現に貢献する。▽プラスチックリサイクル推進:これまではリサイクルが難しかった複合材を含む廃プラスチックなど高融点材料から再生原料や原料ガスを取り出す技術▽水環境ソリューション:水環境に新たなイノベーションを創出し、水とエネルギーの循環・再生で明日の社会を支える技術。 ◇安心・安全=データの解析、統合で安心・安全な暮らしを守る。▽衛星観測ソリューション:衛星観測データの解析及びIoT家電データ等の統合により、防災・減災、災害復旧に貢献するソリューション▽3次元インフラモニタリングシステム:3次元デジタル仮想空間内で社会インフラを再現し、同空間上でインフラ点検作業を支援するシステム(「MMSD」「MDMD」)▽LiDAR(Light Detection and Ranging、対象物に光を照射し、反射光を検出して距離を測定するセンサ)カメラによる3次元計測アプリ:スマートフォンで高精度かつ高速に3次元モデル化し、浸水被害時に迅速な罹災証明を行い、各種支援金給付による生活の回復を支援する取り組み▽災害時BCP対策(オンラインのみ):ZEB化に必要な各種設備の導入により、災害時の際のエネルギーの自給自足による BCP(事業継続計画)対策。 ◇インクルージョン=AI技術やロボットシステムで誰もが自由で公正な暮らしの実現に貢献する。▽体験型コンセプトカー「E MIRAI xS Drive」/インフラ連携狭域自動運転システム:センサーモニタリングによる運転支援と乗員見守りを体験するコンセプトカー/車載機器だけに頼らずインフラとの連携による自動運転システム▽人の認知特性を活用した進化型遠隔操作サービスプラットフォーム:人の認知特性を活用したストレスフリーな遠隔操作と、人操作データからロボットの自動化運転を支援可能とするサービスプラットフォーム▽搬送用ロボットサービス(AMR=Autonomous Mobile Robot、自律走行型〈協働〉ロボット):準天頂衛星や各種センサ技術及び同社AI技術「Maisart(マイサート)」を組合せた自律走行可能な搬送用ロボット。