【保安電子通信技術セミナー・展示会】エーティコミュニケーションズ

 事件、事故、災害時等に役立つ映像、情報分析、デジタル・フォレンジック等に関連した最新技術、製品の紹介する「第14回保安電子通信技術セミナー・展示会」が2月8日午前9時から午後4時30分まで(セミナーは午前9時50分~午後4時20分、展示会は午前11時30分~午後5時30分)東京国際フォーラム(東京千代田区丸の内3―5―1)で開催された。   エーティコミュニケーションズは「保安電子通信技術展示会」において、日本国内の販売代理店を務めるスウェーデンSatcube社の次世代超小型衛星通信アンテナ「Satcube Ku」や超小型可搬アンテナ「CCT120」などを展示する。 Satcube Kuは、世界で最もコンパクトなポータブル型ブロードバンド衛星端末。ノートPC程度の大きさで、重量も8kg程度と同クラスのアンテナの約1/10になっている。このサイズに定格50Wのアンプ、通信用モデル、Wi―Fi機能など、通信に必要な機器・機能を内蔵しており、1台で衛星の捕捉から実際の衛星通信ができるように設計されている。 また、Satcube Kuの操作展開は、特別な組み立てを必要とせず、ユニークな衛星捕捉機能により、数分間以内に完了でき、終了操作も容易。ラップトップ・ブラウザー、もしくはLED表示でパラメターの設定とモニターができので、難しいトレーニングを受ける必要はない。さらに、商用電源設備がない場合でも、専用バッテリーパック(別売)を用いることで通信することが可能。バッテリーパックは最大4台搭載可能で、運用時間は1・5時間。  超小型可搬アンテナ「CCT120」は、スーツケースサイズに収納できるモジュラー構造衛星通信ターミナル。アンテナユニット、コントロールユニット、トランシーバーユニットがプラグインユニットになっており、それぞれ簡単に交換できる。特別な工具が不要で、5分以内にアンテナの準備が可能。簡単に操作でき、ワンマンオペレーションが可能。完全自動ポイント&シュート衛星補足機能等先進技術を搭載、最速で通信することができる。また、カーボンファイバーをアンテナ素材に採用、厳格な環境試験を実施し、軍用規格に準拠している。アンテナ径は1・2㍍。重量は41・7kg。出力レベル、周波数帯域別、モデムの形式別にモジュールがラインナップされている。高利得アンテナとなっており、ロスが少なく、20Mbps以上の伝送が可能。