【AV over IP特集】コイケ

 コイケが日本総代理店を務めるイスラエルKramer Electronics社のIP伝送器「KDSシリーズ」は、様々なエンコード方式に対応する豊富なラインナップを揃えている。 H.264/H.265エンコードモデルの「KDS―10」はエンコーダー/デコーダー一体型で、送受信を切り替えて使用する。RTSPに対応し、ソフトウェアベースのストリーミングデコーダー(VLCプレイヤーなど)を使用して、エンコーダーのみでビデオストリーミングシステムを構成できる。また、RTSPに対応したH.264エンコーダー(ネットワークカメラなど)からのストリーミング映像/音声で受信する校正も可能。さらに、2ポートのHDMI入力のビデオを2つのストリームで配信することもできる。4K60 4:4:4対応で、映像遅延は20~200ms。 JPEGエンコードモデル「KDS―7/KDS―6」はマルチキャスト接続に対応し、エンコーダー/デコーダーはセパレートしている。KDS―7」はJPEG系コーディングを採用し、解像度は4K60 4:2:0に対応する。マルチキャスト接続を利用し最大999組のマトリックス接続が可能。ビデオウォールモードを装備し、最大16×16のビデオウォールが可能で、カスケード接続により配線も容易。また、RS―232C、USB、IRの伝送も可能なため、簡易KVMの構築も可能。解像度は4K60 4:2:0に対応する。この他、KDS―7シリーズ用のマネージメントソリューション「KDS―7―MNGR」もラインナップしている。同一ネットワーク内に設置されたKDS―7シリーズの設定と管理を行うためのソリューションで、内蔵のWEBページでルーティングなどを簡単に設定できる。(全文は3月17日付け4面に掲載)