【特集】ケーブル技術ショー 伊藤忠ケーブルシステム

 伊藤忠ケーブルシステムは、「共創―未来に向けた新しいサービスを提案」をテーマに出展し、自治体・行政・法人向けビジネス領域における新しいサービスを提案した。 カスタマーサービス支援(事業活動支援)では、NOKIA社の『XGS―PON』(10G―PON)をはじめ、その先を見据えた次世代PONの展開と活用について紹介した他、DOCSISにおける分散型アーキテクチャの『Remote MAC―PHY』を紹介した。加えて、SMS『Symphonizer』はインボイス対応キットも展示した。 カスタマーサービス支援(ARPU向上支援)では、AI搭載蓄電池「SMART STAR」を紹介した。親会社の伊藤忠商事が手掛ける同蓄電池は、国内5万台以上の実績を築いている。同社ではケーブル局向けに展開を初めている。地域に根差し信頼も厚いケーブル局が加入者へのサービスの一環とすることで、スムーズな導入が図れるという。また、近年多発する災害への備えとしても電力(電気)は非常に重要であり、防災対策としての側面もある。AI搭載蓄電池は、電力使用量や天候を予測し充放電を最適化することで、効率的に電気代を節約し、停電、災害の備えに適している。容量は9・8kWhで、1日に必要な電力をまかなうことができる。(全文は8月25日付4面に掲載)