【防災特集】イートラスト、防災クラウドシステムに「タイムラプス」

 イートラスト(東京都台東区、酒井龍市社長)は、インフラ条件に左右されずに即設置可能なクラウド型防災監視カメラシステム「eT001s」および撮影画像を閲覧・確認するためのWebアプリケーションである防災クラウドシステム「eT―Cloud」を展開している。「eT001s」は外部との有線配線が不要のため、災害時に通信や電気が遮断されても、遠隔で災害現場の情報を受信できる。さらに各種センサーを必要に応じてカスタマイズし搭載することも可能だ。このほど、「eT―Cloud」に『タイムラプス動画機能』(1枚ずつ撮影された写真をつなぎ合わせて、コマ送り動画にする手法)が搭載された。酒井龍市社長、中尾等ソリューション開発事業本部副本部長兼開発部部長、楠瀬慎ソリューション開発事業本部開発部開発課担当課長に新機能などで話を聞いた。クラウド型防災監視カメラシステム「eT001s」の特長は▽外部からの電源&配線工事は不要=ソーラー発電とLTE回線を活用し、機器が小型で軽量なため、電柱や橋梁などに場所を選ばず設置可能。さらに無日照でも7日間稼動(仕様等により変動)する▽夜間もはっきり見える=独自の高感度カメラモジュールを採用、月明かり程度の明るさでも補助照明なしに鮮明な画像を撮影できる▽国土交通省のプロジェクト仕様に準拠=国交省主導の「革新的河川技術プロジェクト」に参加し、要求仕様に適合するカメラシステムを実現。国や自治体に多数導入されている▽水位センサーとの連携が可能=計測データはカメラ画像と同じ画面に表示―など。 防災クラウドシステム「eT―Cloud」は、複数のカメラから収集された画像をデータ送信し、クラウドサーバー上に保存。そこから一括でデータの閲覧・確認することで、的確な状況判断をサポートする。主な機能は次の5点。 ①スケジュール機能=撮影間隔を指定してスケジュール撮影が可能②ユーザーごとの監視局参照範囲選択=利用者でユーザー別に参照可能範囲を選択可能③センサー入力撮影とメール通知=各種センサーと連動したメールアドレスへの通知が可能④平常時画像の登録=監視局ごとに平常時の標準画像を登録でき、最新画像と一目で比較できる⑤マルチデバイス対応=閲覧機能はPCやスマートフォンなど表示デバイスに応じ、自動で見やすいレイアウトに。 そして、新たに『タイムラプス機能』を追加した。(続きは電波タイムズ9月16日付け3面で)