【ワイヤレスジャパン×WTP】出展レポート TELECほか
「ビジネス共創」と「デジタル変革」のための無線通信の専門展示会「ワイヤレスジャパン2023×ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2023」が2023年5月24日(水)~5月26日(金)に東京ビッグサイト 西3・4ホール(東京都江東区)で開催された。主催・企画運営はリックテレコム。展示会運営事務局はティ・シィ・エス。特別協力は(国研)情報通信研究機構(NICT)、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)、(一社)YRP研究開発推進協会、YRPアカデミア交流ネットワーク。 一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELEC)は、東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2023」(WTP2023)に出展した。 TELECでは次のサービスを紹介した。 ▽Wi―Fi・Bluetooth・IoT機器等無線機器の技適・認証、特性試験方法▽Wi―SUN認証試験、エコーネットAIF認証・AIF試験▽EMC/海外向け無線試験サービス(CEマーキング、FCC 等)▽施設・試験用設備の利用サービス―等。 『端末機器の技術基準適合認定制度』では、電気通信事業者のネットワークに接続する機器は電気通信事業法にもとづく技術基準に適合している必要がある。TELECでは、電気通信事業法と電波法に係る認証のワンストップサービスを提供している。電波を使用する携帯電話端末(3G、LTE)や無線LAN機器、特定小電力危機等はTELECで電波法認証のRを示したマーク、電気通信事業法認定のTを示したマークの両方を同時に取得できる。 『エコーネット試験・認証サービス』では、TELECは、ECHONET Lite AIF(Application I/F)試験・認証サービスおよびECHONET Lite認証サービスを提供している。また、Wi―SUN搭載の低圧スマートメータ、スマート家電、HEMSコントローラ向けの試験・認証のワンストップサービスを提供している。なお、『Wi―SUN試験サービス』でTELECは、大規模マルチホップ無線規格Wi―SUN FAN(Field Area Network)1・1向けPHY試験サービスを提供している唯一の認定試験機関だ。次世代スマートメーターに向けた新たな取り組みでは、新設されるIoTルートに対して、Wi―SUN Enhanced HAN IoTルートプロファイルを準備中だ。 『海外向け無線機器試験』では、無線機器の海外輸出・販売を考えている人にTELECがサポートする。 ヨーロッパ向けでは、適用されるEU指令(無線機器指令等)への適合が必要となる。国内(技適)と異なり、RF試験の他にEMCや電気安全試験などが要求される。技適のように証明機関から認証マークを取得するものではなく、指令要求に適合している事を宣言し「CE」マーキングを表示する仕組みとなる。TELECでは最新の測定機器による試験が可能だ。顧客のCE適合宣言をサポートする。(全文は6月9日付け4面、5面に掲載)
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