【特集】ケーブル技術ショー パナソニックコネクト
パナソニック コネクトは、「継続した機能拡張・サービス連携で、地域の新たな価値を創出」をテーマに出展し、地域DX化におけるさまざまな課題の解決へ向け、ケーブルテレビ事業者が、加入者とそれぞれの地域をつなぐプラットフォーマーとして新たな価値提供を可能にするソリューションを展示した。 「STB開発ロードマップ」では今後の開発動向の一部を紹介。現行の3機種を機能拡張・サービス連携で地域の新たなニーズ対応する。具体的には、OTT追加(U―NEXT、Paravi)や、レコメンドなどクラウドサービスとの連携を強化する。さらに、IP放送への対応も強化する。ブースでは現行STBに加え、RF―IP Hybrid STBも参考出展した。 「STBコミュニケーション活用」として、STBとマイナンバーカードリーダおよびwebカメラ(マイク/スピーカ付き)を組み合わせたSTBテレビ電話によるリモート窓口業務(参考出展)を紹介。マイナンバーカ―ド(保険証利用を含む)をはじめとする各種ICカード(接触/非接触)に対応、ケーブルテレビ加入者は、自宅に居ながら手続きや遠隔医療を受けられるというもの。 「STB現場サポート」(参考出展)は、クラウドを活用して現場サポートの変革を図るもの。従来は現場にいかないとトラブルが解決できないため、例えば電源が入っていない場合でも係員がケーブル加入者宅に行って初めて原因が分かる。STBとクラウドを接続し、絶えずSTBの状況把握することで、状況の聞き取り時間を大幅に短縮でき、オペレーターの負担を軽減できる。また、STBの遠隔操作でトラブルをその場で解決できるケースが増加、訪問が不要になることでケーブル局の負担の軽減だけなく、加入者の時間的な負担も軽減できる。(全文は8月25日付4面に掲載)
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