国交省第4回技術検討会/行政ニーズ対応の汎用ドローン利活用
国土交通省はこのほど、東京都中央区日本橋のコングレスクエア日本橋会場とオンライン併用にて、「行政ニーズに対応した汎用性の高いドローンの利活用等に係る技術検討会」を開催した。同検討会は、災害復旧・復興支援、被災者の救援・救助、平時での施設点検や地形測量、気象観測等の行政ニーズに適切に対応するため、直轄現場等を実証フィールドとして活用しつつ、業務執行上必要となるドローンの早期実装を図るなどして、安全かつ迅速な災害対応、平時における生産性の向上等を目指し、開催しているもので、今回は、本年7月人事で大臣官房技術総括審議官に就任した加藤雅啓新座長の挨拶、事務局からの報告・説明の後審議に入った。 第4回検討会では、冒頭、加藤座長が「国土交通省においては、地域での施設点検や管理、地形測量、また災害時においては被災地の確認、被災者の救助・救援、復旧・復興に向けた支援、こうした行政ニーズに適切に対応するため、直轄現場に実証事例として活用しつつ業務執行上に適したドローンの早期実装を図るなどして、できる限り安全かつ迅速な対応を災害時に行い、平時においては生産性の向上等を目指し、昨年10月から検討会を3回開催するなど取組みを進めてきた。 ドローンの技術は、まさに目を瞠るばかりで、進捗・進歩は非常に激しい。既に様々な分野で活用されている中で、政府としても経済安全保障上などに係る支援政策を進めていく上でも、ドローン技術への期待は高まっている。国交省においても検討会での議論を通じて、われわれの持っている現場において求められるドローンの標準的な整合についての成果への取組み等を活かし、全庁を挙げてこの取組みを進めていきたい。そのために、検討会に参画している有識者はじめ関係団体等、専門的知見を有している関係者から様々な忌憚ない意見を頂きたい。検討会を進めていく上で課題等もあると思うので、そういった点をしっかり議論して欲しい」などと挨拶した。
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