【特集】関西放送機器展 マウスコンピューター

関西最大級のプロフェッショナル向け放送・業務用機器展である「第8回 関西放送機器展」が、7月12日(水)~13日(木) に大阪南港ATCホールにおいて開催される。主催は関西放送機器展実行委員会、構成はアジア太平洋トレードセンター・テレビ大阪・テレビ大阪エクスプロ。なお、今年は「配信のミライ博」が同時開催される。 今回は87社・団体(昨年57社・団体)/127小間の出展規模で開催される。 今年創立30周年を迎えるマウスコンピューターは、「第8回 関西放送機器展」に出展し、高性能ワークステーション「DAIV FW―X5N60」、クリエイター向けハイエンドノートPC「DAIV Z6―I9G70SR―A」、4K表示対応液晶ディスプレイ「ProLite XUB2893UHSU―5」などを紹介する。 「DAIV FW―X5N60」は、高負荷な4Kノンリニア編集、3Dコンテンツ制作、3DCAD用途に最適なワークステーション(WS)。「Xeon Wシリーズ」プロセッサーを採用し、最大24コア48スレッドのCPUを選択可能。動画編集・CG制作・数値計算を高速化できる。 メモリは高速な PC5-32000(DDR5―4500)メモリを最大128GB搭載可能で、メモリ容量や速度が作業効率に影響するCGレンダリングや動画編集に最適としている。また、PCは内部の電磁気的な影響、もしくは宇宙線など環境要因でメモリのビットが反転する事があるが、ECC(誤り訂正機能)が計算結果の正確性を担保し、システムクラッシュを回避する。さらに、ECC Registered 対応のため、大容量のメモリを扱う際にシステム全体の安定性を高めている。 グラフィックスは「NVIDIA RTX A6000」を搭載。プロフェッショナル向けグラフィックスカードの「NVIDIA RTX Aシリーズ」は、演算結果の正確性や長時間ロードでも変わらないパフォーマンスの安定性と言った特長があり、エンタープライズ用途に適している。特に「NVIDIA RTX A6000」を搭載したモデルは、大容量のビデオメモリを搭載しているため、リアルタイムレイトレーシングや没入感の高い高解像度VRなどの次世代ビジュアリゼーションコンテンツの作成に威力を発揮する。 この他、最近リニューアルした新しいシャーシも見逃せない。近年のハイエンド向けのCPU、GPUの発熱量増加やサイズの大型化に対応するため、新シャーシでは内部空間が広く設計されているおり、最大2基の大型グラフィックスボードが搭載可能だ。また、発熱についても、空冷ファンを最大6基搭載可能なことに加え、240㎜の水冷ラジエーターも最大2基搭載可能なことで効率的なエアフロ―を構築、排熱要求が高くなる電源ユニットについては空間的に分離し別ルートで排熱できる仕様といった、ハイエンド機材の安定的な運用を実現するための排熱設計を実現している。さらに前モデル同様、持ちやすいハンドルとキャスターを標準装備。作業場での移動や、日常の背面通気口のメンテナンス、ディスプレイケーブルの抜き差しなどに便利な設計となっている。(全文は7月12日付け3面に掲載)