Inter BEE2022 出展各社のみどころ ミハル通信
ミハル通信は「Inter BEE 2022」に出展し、ELL8K極超低遅延エンコーダー/デコーダー、放送局向け緊急回線バックアップ装置などを展示する。 ELL8K極超低遅延エンコーダー/デコーダーでは、世界最高水準の極超低遅延8K映像伝送システム「ELL8K」のデモ展示を行う。ブース内にて8Kカメラで撮影した鉄道ジオラマ映像の伝送前後をそれぞれ8Kテレビに映し出し、極超低遅延をブース内にて体感できる。ELL以外のカメラや8Kテレビについても遅延が少ないものを厳選しているので、システム全体での低遅延化を実現している。また、現在開発中の〝ELL Lite(2K/4K)〟のモックアップ展示も行う。 放送局向け緊急回線バックアップ装置では、放送TSを伝送しているマイクロ中継回線のバックアップとしてIP回線を用いた伝送が可能な緊急IP回線バックアップ装置を展示する。IP送信機とIP受信機で構成され、IP受信機には放送TSインターフェースに加え、IF出力(37・15MHz)や放送波出力(CH.13~CH.52)も備えているので、モニター端子として使用できる。また、IP受信機には放送TS入力端子も備えており、単独で簡易変調器としても使用できる。 このほか、ネットワークを利用した信号伝送技術展示(参考展示)を行う。同社で研究中のRF信号をネットワーク上で伝送する技術のデモ展示を行う。広帯域RF信号をデジタル信号処理によりIPパケットにカプセリングして伝送し、IP受信したものを信号劣化なく低遅延でRF信号に復元する。地上デジタル放送以外にも、FM、BSデジタル放送等、様々なRF信号をIP化できるため広範囲な信号の伝送に応用可能な技術だ。 ブース・7413
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