NHK、「NHKプラス」のサービスを大幅拡充

NHKは4月22日、2020年の春に始めた動画配信サービス「NHKプラス」の内容拡充に関する取材会を東京・渋谷の放送センターで開いた。 「NHKプラス」は、NHKの受信契約者であれば料金追加の必要がなく、パソコンやスマートフォン、タブレット等のデバイスで総合テレビ・Eテレの番組を放送と同時に視聴できるアプリ。サービス開始から3年目を迎えてID登録数は250万件を超えている。2022年度は利用者の要望に応え、大幅にサービスを拡充する。 サービス拡充のポイントは同時配信の24時間化。これまでは総合テレビ・Eテレともに1日約19時間にわたり同時配信し、対象時間外の番組は見逃し番組配信のみを行っていたが、4月1日からは総合テレビの同時配信24時間化を実施している。これによりEテレとあわせて原則全ての地上波番組の同時配信・見逃し番組配信が可能となった。 また、インターネットに接続したテレビ受信機で利用できる新アプリを4月1日にリリースした。これによりテレビの大画面で番組を楽しむことができるようになった。現時点での対象機器は「Android TV」「Fire OS」を搭載しているテレビ受信機および外付けデバイスとなる。なお、4~6月は動作検証期間のため、ログイン不要・メッセージなしで番組を視聴できる「試行アプリ」を配布するという。