保育博 「送迎用バス見守りカメラソリューション」など注目

 11月21日(月)~22日日(火)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で「保育博 ―保育・教育ビジネス&サービスフェア―」が開催された(主催・保育博実行委員会、事務局・メッセフランクフルト ジャパン)。「保育博」は、多様化する保育園、幼稚園、こども園のニーズに応える保育ビジネスの商談見本市。9月に静岡県牧之原市で送迎バスに女児が置き去りになり死亡した事件があったことを踏まえて、児童送迎用バス見守りカメラソリューションなどが注目を集めた。 ザクティ(大阪市北区、喜久川政樹社長)は、ジェー・シー・アイ(宮城県大和町、大信田和義社長)との共同して、車内置き去り対策につながる「こどもの送迎用バス見守りカメラソリューション」を展示紹介した。 ザクティの「送迎用バス見守りカメラソリューション」の特長は、トリプルチェック機能を備えた映像ソリューションであること。【人物検知】(超広角カメラでバス内をくまなく人物検知)、【乗降カウント】(AI画像解析により乗降人数を自動カウント)、【警告・配信】(バス内の映像を配信 ~置き去りを映像で警告~)の3重のチェック機能がひとつになっている。 カメラはカウント用の扉上設置と、人物検知用の天井設置の2台使用。 ①超広角カメラでバス全体をくまなく検知=超広角360度全天周カメラを採用し、必要最小限のカメラ設置でバス内全体を広く撮影し、人物を検知。独自の画像処理エンジン搭載による高画質映像で、バス内を常時見守るもの。既存の送迎用バスに簡単に設置が可能。 ②AI画像解析により乗降人数カウント=バス乗降口付近の映像をAI画像解析することで、バスへの乗車人数・降車人数をカウント。運転席に設置したモニタに乗降人数を分かりやすく表示するとともに、降車開始後、バス内人数カウントがゼロになるまでアラーム警告 (バスのエンジン停止後も継続)。 ③バス内の映像を遠隔地でリアルタイム確認=送迎中および降車後のバス内の映像、およびエンジン停止後の人物検知結果をリアルタイムに配信。職員のスマートフォン、ならびに事務室PCなどから、バス内の状況を確認でき、遠隔にいながら車内の見守りを実現。 ブースでは、工事レスの見守りカメラで園外活動の見守りを強化するお散歩カート用見守りカメラも提案していた(お散歩カートはジェー・シー・アイ製)。(全文は11月30日付けに掲載)