【InterBEE報告】アトラクター 新しい「災害情報伝達手段」

 アトラクターは「Inter BEE2022」に出展し、『テレビ電波』による新しい「災害情報伝達手段」を紹介した。戸別受信機の動態展示などを行った。 昨年度、総務省消防庁では『地上デジタル放送波を活用した災害情報伝達手段のガイドライン策定等に係る検討会』が実施された。昨年度、総務省消防庁による実証実験が全国7ヵ所((同社所在の長野県では3つの自治体様で実施)の自治体で実施された。アトラクターは基幹放送局へ放送システムを導入し、実際のテレビの電波を使用した実証実験を送信側として担うことができた。 ナローキャストをベースとする「地上デジタル放送波を活用した災害情報伝達手段」として、新たな防災サービスが始まっている。この『テレビ電波』による新しい「災害情報伝達手段」は、テレビの電波を活用するので、既に屋内(家庭)でテレビが見える環境があれば受信できる。この方式の特長は①既存のテレビ電波による情報伝達②放送本質セキュリティで安心安全③地域や地区などの個別送信が可能。 テレビの電波は50年以上親しまれてきた「テレビ放送」という既存のインフラである。災害に強いので新しい情報伝達手段として注目されている。災害発生時に通信やネットは途絶するが、テレビ電波で「確実な情報配信」ができる。また、デマやなりすましがないため、100%信頼できる情報を配信する。住民に安心して行動してもらえることが重要だ。 アトラクターは放送局のマスターシステムに長年携わってきた。アトラクターはローカル局による新しい地域防災をテレビ電波で実施できる。放送局との信頼関係による新しい放送システム導入と、自治体の課題解決によって放送局と共に地域防災に貢献する。この環境で地域密着型の情報サービスや地域連携など、新しい放送型情報サービスを放送局と共創していく。